あらすじ
時は〈武技〉と〈言霊〉を以て国奪りに挑む戦乱の世。──戦言時代(せんげんじだい)。
一国一城の主になる野望を抱き、故郷を出た十五の青年・黎玄(れいげん)。
初陣で首を七つも奪るという大きな武功と武勇を挙げ、喝采を浴びるが、しかしそれは大将首を刎ねることを目指していた彼にとって、思い描く出世道からかけ離れていた。
そんな黎玄に見込みを抱いた男──時継(ときつぐ)は、己が率いる傭兵集団・黒狼衆へ黎玄を誘う。
時継はいずれ自らの国を持ち、大陸の覇者として君臨するのだと高らかに語り、黎玄はそれにこの上ない魅力を感じる──。
かくして黎玄は黒狼衆へ入り、童狼隊の一員として戦場を駆けずり回る日々を送る。
──と思いきや、意外にも、傭兵の生活は日常的で、市井に寄り添うものだった。
「戦を仕事にするんじゃない。国を仕事にするんだ」
時継は、あくまでも戦を全て乗り越えた先を語る。
そして黎玄は、ある戦いで己に〈言霊〉を能う才能を持っている事実に気がつくことになるのだった。
明治初期辺りの文明水準の、和風な大陸で、〈言霊〉という異能や妖がいる、そんな戦国乱世があったら──?
これは、そんな和風ハイファンタジーの大陸で、一人の若者が成り上がっていく架空戦記小説である。
※決して、歴史・時代小説ではございません
※セルフレイティング(暴力、残酷、性描写いずれも含みます)にお気をつけください。
※完全人力創作です
※完全な戦国時代ではなく、戦国と江戸(幕末)・明治初期のいいとこ取りをした乱世を描いています