あらすじ
日本各地で起こった地面陥没事件をきっかけにして人間内に後発的な特殊能力者たちが現れ始めた。
同時に怪物も現れ始め世を騒然とさせる。
社畜歴十年、冴えない中年男の阪上怜一は“使えない能力者”だと社内でバカにされながらも平穏に底辺を生きていた。
しかもその能力は発動した試しがない。
陰口はもちろん無視。そんなある夜、怪物と遭遇し死にかけた時に一人の能力者東雲茅(しののめかや)に助けられ、その影響もあり初めて能力が発動する。
しかも出てきたのは他の能力者みたいな武器ではなくニホン人形だった。
「何でニホン人形?やっぱり俺呪われてんのか?」
『誰が呪いだ!』
能力なのに意志を持ち、勝手に喋る(しかも偉そう)
怜一本体さえも動かせる能力の中身はチート級の伝説の鬼だった。
東雲はなぜかそんな怜一の“能力である呪いの人形”に興味津々でグイグイと距離を詰めて来る始末。それも呪物コレクターだった。
そんな二人をよそに、現代の裏側でうごめく怪物たちとの戦いは、意外にも軽く重く本気で始まる!
のんびり更新。
登場人物(ネタバレ含む)
主人公 ▶︎ 阪上怜一《さかがみれいいち》
35歳。普通の会社員。経理課。
168センチ。標準体重よりやや軽め。
特技は忍耐力と無関心。けど体力はない。
特殊能力持ちだが、発動させられもしないし『コピペ』というよく分からない能力ゆえに討伐組からは外されている。
能力を活かせないまま35歳になってしまったが、怪物と出会い死にかけたのがきっかけとなり、漸く能力を発動出来るようになる。
コピペ能力(文字をコピペするように他人の能力をそっくりそのまま模倣して自分に貼り付けて使用出来る亜種型チート能力。ただ制限がありコピーしてストック出来るのは三種類まで。それ以上は上書きされていく。長時間連続使用すると副作用で1mmも動けない程の地獄の筋肉痛になる。
東雲茅《しののめかや》
22歳。164センチ。少し長めのボブ。華奢で細身。出るとこはあまり出ていない。ダボついた格好と中性的な見た目をしている為、男に間違われやすい。綺麗系。
怜一の能力であるニホン人形を神(推し)として崇めている。巫女。祖父は神主だった。かなりの霊媒体質。呪物コレクターでもある。
淡々としているかと思えば、年相応な女の子になったり、勝手に家に上がり込んできたりと行動力がチグハグだがエグい。
ニホン人形
怜一の能力だけど中身は酒呑童子。東雲は元々霊感があり、視えるので気が付いている。
人型は、スタイル抜群の長い銀髪の女性。男児の姿にもなれる。チート級の妖怪(鬼)、姉御肌気質。態度は横暴で俺様気質。一人称、儂。
東雲燈次郎(とうじろう)
茅の父親。討伐隊の会社を立ち上げた人。
62歳。現役能力者。茅と同じ霊媒体質。
世界観の設定
現代ファンタジー。地面沈没により後発的に特殊能力に目覚めた人間や怪物がいる世界。陥没した穴の奥は地下ダンジョンになっていて、何者かに突き落とされた主人公たちがそこで友情を築きながら異能バトルを繰り広げる世界。