あらすじ
辺境伯家の三男として生まれた俺は、儀式で【地図作成】という戦闘に役立たないスキルを授かり勘当された。一人旅立った俺は、日々の糧を得るため、未踏破ダンジョンの地図を描いて日銭を稼ぐことにする。しかし、俺が描く地図には、まだ誰も発見していない隠し通路やトラップの位置がなぜか描き込まれていた。このスキルは、ただの地図作成ではなく、ダンジョンの「未来の最適解」を描き出す予知能力だったのだ。俺の地図を使えば、どんなダンジョンも安全かつ最短で攻略できてしまう。やがて、俺の地図は「神託の地図」と呼ばれ、行き場を失ったエルフの魔法使いや獣人の女剣士が俺を頼ってくるようになった。彼女たちとパーティを組むうちに、俺は地図に描き出された「世界の滅び」という最悪の未来を知る。俺は筆一本で、仲間と共にこの世界の運命すら描き換えてみせる。