あらすじ
「もう、あくせく働くのは絶対に嫌だ!」
ブラック企業で過労死した俺、ユキナリが神様から授かったのは、どんな作物も育てられ、どんな道具にもなるチートスキル【万能農具】。念願のスローライフを送るため、辺境の荒れ地でのんびり農業を始めたはずが……出会ってしまったのは、心を閉ざした無愛想な元騎士団長・レオンハルト。俺の作るあったか料理に胃袋を掴まれ、凍てついた心が徐々に溶けていく彼。もふもふの番犬(黒狼)も加わって、穏やかな日々は加速していく。――収穫祭の夜、酔った勢いのキスをきっかけに、彼の独占欲に火をつけてしまった!?
「お前は、俺だけのものだ」
不器用で、でもどこまでも優しい彼の激しい愛情に、身も心も蕩かされていく。
辺境の地でのんびり農業をしていただけなのに、いつの間にか不愛想な元騎士団長の胃袋と心を射止めて、国まで動かすことになっちゃいました!? 甘々で時々ほろ苦い、異世界農業スローライフBL、ここに開幕!
【登場人物紹介】
◆ユキナリ
本作の主人公。ブラック企業で過労死し、異世界に転生した元日本人。享年29歳。
穏やかでのんびりした性格だが、芯は強い。もう二度と無理な働き方はしたくないと、辺境の地で農業スローライフを始める。神様から授かったチートスキル【万能農具】と、前世の知識を活かした料理で、レオンハルトの心を溶かしていく。
◆レオンハルト
元王国騎士団長。愛称はレオン。
陰謀により騎士団を追われ、心を閉ざして辺境でひっそりと暮らしていた。無骨で不愛想だが、根は非常に誠実で優しい。ユキナリの作る料理と、その裏表のない人柄に惹かれ、次第に過保護で溺愛するようになる。
◆クロ
森で怪我をしていたところをユキナリに助けられた大きな黒狼。
レオンハルトにも懐き、二人の番犬兼もふもふ担当として一緒に暮らすことになる。賢く、二人の仲を静かに見守っている。
◆バルドル侯爵
レオンハルトを陥れた張本人。嫉妬深く、自分の地位のためなら他人を蹴落とすことも厭わない狡猾な貴族。
◆アルバン
ユキナリを辺境送りにした神官。聖職者とは思えないほど欲深く、ユキナリの作る作物の利益を奪おうと画策する。