あらすじ
魔術が公になって十五年。
科学と呪術が共存する新時代の日本で――“悪”は進化した。
東京湾岸、夜。
非合法の魔術取引を摘発するため、公安魔術犯罪対策庁第七課の“処刑人”、鬼浄(きじょう)連は刃を抜く。
彼が振るうは、紅い肉塊が生む妖刀『腸烏(はらわたガラス)』。
悪を喰らう“鬼”そのものの力で、連は人ならざる者を屠る。
だがその夜――総務大臣の一人息子が誘拐される。
政府、裏社会、そして禁忌の魔術が絡み合う中、
鬼の血を持つ青年は、己の“正義”を問い直すことになる。
「悪を滅するために、俺は悪である」
血と咎の先に咲くは、ひとひらの蓮華――。
魔術×公安×ダークアクション。
人を超え、鬼と化した青年の、哀しくも苛烈な戦いが始まる。