あらすじ
エリート陰陽家出身の令嬢・春海桜歌は、氷室家に陰陽の力を奪われ、瀕死で捨てられた。
泥の中で死を待つ彼女を拾ったのは、陰陽界の流通を一手に担う商人・御堂紫苑だった。
「君は投資の価値がある」
胡散臭い笑みを浮かべる紫苑に警戒しながらも、丁寧な世話を受けて回復していく桜歌。
ようやく信頼し始めた矢先、紫苑から突然の提案が。
「嫁になってくれないか? 虫除けとして」
名家の当主に群がる「虫」を追い払うための偽装結婚――
そのはずが、紫苑の溺愛が日に日に本気になっていく!?
「君がいないと、僕は眠れない」
「君は僕の宝物だから」
拾われ令嬢が、溺愛商人の「本物の嫁」になるまでの、甘くてじれったい恋物語。