あらすじ

過去の事件により、記憶を封じられた殺し屋。 アラーナ・ノクターン。 王国の闇を歩き、命じられた首を、ためらいなく狩る。 その動きは祈りのように静かで、その刃は、夜気よりも冷たい。 語ることも、嘆くこともなく、彼女の存在は風のように通り過ぎる。 光は届かず、血も熱を持たない。 世界の底で、ただひとり、彼女は「沈黙」という名の孤独を抱いていた。 けれど、刃が触れるたびに、ほんの一瞬だけ、生と死のハザマに“音”が生まれる。 誰にも届かぬその音こそ、彼女がこの世に残せる唯一の“声”。 ――その刃は、声なきままに首を断つ。 アラーナの声は、ひとつの詩となる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/10/11
  • 現在の作品その刃は、声なきままに首を断つ(仮)