あらすじ
「侯爵家の女の子は、幼馴染の王子様と結婚しました。めでたし、めでたし…」
そんなお伽噺を、侯爵令嬢のクリスティーは、本気で信じていた。
あの夜、彼の凍てつくような一言に、失意のどん底に叩き込まれるまでは…
◇
「誰だ?」
数年ぶりに再会した幼馴染…今や皇太子となったレイから告げられた、あまりにも残酷な一言。
かつて「何があっても、キミと結婚する」と誓ってくれた、昔の日の約束は、空しく砕け散った。
追い打ちをかけるように、クリスティーは「皇太子の命令」により、偽りの罪で、家族ごと王都から辺境へと追放されてしまう…
全てを失い、絶望にくれる彼女の前に、一人の女が現れた。
純白の衣をまとう、『白き魔女』と名乗る、謎の女。
「お可哀想に♪でも、その復讐、わたくしが手伝ってさしあげますわ♪」
「あなたは、わたくしが用意した最高の舞台で、ただ踊るだけでよろしいの。そうすれば、あなたの望みは、全て叶う…」
この悪魔の囁きに、クリスティーはすがるしかなかった。
これは、辺境に追放された平凡令嬢クリスティーが、「白き魔女」という得体のしれない協力者と共に、自分を捨てたはずの王子の心を、再びその手に奪取し、全ての黒幕である宰相に鉄槌を下す、愛と復讐の物語でっす!