あらすじ
noteにも投稿しております。
https://note.com/dororich_30v/n/n1f72ab9c91ad
(noteからいくつか変更した表現がございます)
あらすじ。
様々な娯楽が脚光を浴び、科学の発展によって埋もれていくばかりで食っていけない仲間たちを見続けてきた甘鬼酒臣芽(するがきばろしん)。
臣芽(ろしん)は十九歳で懐古趣味に走ったせいか話せる友だちも少なく、古き悪しき女らしさの生きづらさをかかえたまま金に困って配信者として生きる道をあきらめた。
『好きじゃなかったよあんな媚び媚びのキャラクターで金を稼ぐの』
周りにはそう言っていたけど仕事として割り切れれば大した苦労でもなかった。
臣芽(ろしん)は重圧に負けた。
もう、生きていてもしょうがない。
かといって死ぬ理由もなかった。
こんなことなら特別でも普通でもない人生を選べばよかった。
臣芽(ろしん)の後悔はため息にもならず、黙って携帯を観て寝転ぶだけしかできなかった。
それからバイトをしている最中、不審な音がしたので外を見に行ったら臣芽(ろしん)の同世代ではない二十代らしき男性が片腕で誰かを持ち上げていた。
持ち上げた誰かが消えた後、男性は声をあげずに無表情で現場を片付けていた。
そして臣芽(ろしん)は男性に隠れていた見た姿を見られてしまい全ては変わっていった。