あらすじ

大学の帰り道、横断歩道で赤信号が滲んだ──次の瞬間、目を覚ますとそこは蝋燭の灯る石造りの部屋。  鏡に映るのは、教科書で見たあの顔。  そう、転生先は──数学者フェルマー。  彼の机には、あの有名な一行が残されていた。  “n>2のとき、Xn+Yn=Zn を満たす整数解は存在しない”  ──そして、その下に「だが、この余白は狭すぎる。」  〈演算能力〉〈解読〉──頭の中に次々と現れるスキルたち。  だが彼(僕)は気づく。  この時代には、証明を語る“言葉”がまだ存在しないことに。  数式の海に沈む天才の家で見つけたのは、粉糖の香りがする恋文だった。  論理と感情のあわいで、フェルマー(=僕)は最後の一行を書く。  ──それは三百五十年後に届く、ひとつの「余白への返事」だった。

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カクヨム
カクヨム2025/10/10
  • 現在の作品転生したら数学者のフェルマーだったから、最終定理解いてみた