あらすじ

勇者パーティーを「役立たず」の烙印を押されて追い出された俺、カイン。 スキルも金もない俺は、次の街へ向かう道中で無情な雨に降られ、近くの苔むした遺跡で雨宿りをすることにした。 そこで見つけたのは、不思議な光を放つ水晶がはめ込まれた奇妙な玉座。何気なくそれに触れた瞬間、遺跡は轟音と共に震え、地面が遥か眼下へと遠ざかっていく。そう、この遺跡は、空に浮かぶ城だったのだ。 城内に響き渡る声は、俺を新たな『管理人』に任命すると告げた。 伝説に謳われた古代文明の遺産、『天空城アークノア』。それは、かつて神々の怒りを買って封印されたという、自律型の超兵器だった。 いや、そんなこと言われても、俺はただの一般人だ。操縦方法なんて分かるはずもなく、食料のありかも不明。おまけに、どうやっても地上に降りられない絶望的な状況。 そんな俺の気持ちをよそに、伝説の城の復活は、瞬く間に地上の国々の知るところとなる。 アークノアの力を求める帝国、それを脅威とみなし破壊しようとする王国、そして、城の復活を機に目覚める古代の脅威。 次々と降りかかる厄介事を前に、俺は決意する。 「――わかったよ。やってやる。世界を滅ぼせる城の管理人として、俺は絶対に、平穏で怠惰なスローライフを送ってみせる!」と。 これは、何の力もない男が、最強の城の力(と、後から見つけた説明書)を駆使して、全力で平穏を勝ち取る物語。

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小説を読もう2025/10/10
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