あらすじ
シリーズ名:二人のモスクワ(Двое в Москве)
舞台はモスクワ。帝政末期から革命、戦時、ソ連末期、そして1991・93の転換点、さらには2000年代へ──歴史の節目ごとに、どこかに必ずサーシャとイリヤがいる。
大学の講義室で新しい経済をめぐって言い合い、ヤウザの氷解で“いちばん”を救い、病院の白い灯の下で手首のバンドを外し、劇場では『オネーギン』『レ・ミゼラブル』の稽古に本気で迷い込む。カフェ〈ドモーフェイ〉ではKYなデニスが噂をばらまき、教授リヴォフと息子ミレックの影が時々差す。
変わるのは制度と看板、通貨と標語。変わらないのは、二人が“同じ方向へ歩幅をそろえる”こと。
ロシア語の原綴は最小限に併記、パロディ回あり。読み切り連作/どこからでもOK、でも0話「終わりの始まり(1991)」から読むと街の温度が伝わりやすいです。