あらすじ
“記憶を読む力”を持つ存在がいる。
彼らは街に残された人々の記憶を探索することで謎を解いていく。
日常の都市が迷宮のようになり、見えていた景色とかつての景色が混ざりあっていく。
彼らは「残響」と呼ばれる記憶の欠片を辿り、失われた人々の心象世界を歩く。
それは夢のようでありながら、現実と地続きの――歪んだ都市。
学校、駅、喫茶店、団地。
どの場所にも、誰かの“思い出”が形を変えて残っている。
だが、そこに眠るのは温かな記憶ばかりではない。
後悔、嫉妬、恐怖、罪悪感――
人の心が負の感情で濁るとき、記憶は影を落とすのだ──────。