あらすじ
高校2年生の萩原詩音は、誰とも深く関わらず静かな日々を送っていた。だがある日、放課後の図書室で「誰とも話さず、本だけを読む」クラスメイト、藤堂瞬と出会う。彼は“約束した恋”の記憶を胸に抱え、再び誰かと深く関わることを拒んでいた。一方、クラスの人気者・木下雄大が詩音に優しく近づく。詩音は瞬の謎めいた言動とその痛みに惹かれつつ、雄大の安らぎにも揺れる。秘密とすれ違い、静かな告白、そして「再び約束しよう」という瞬の提案。だが詩音は、すぐには応えられず、二人は“約束しないけれど、今日も共に在る”関係を選ぶ。淡く切なく、それでも温かな余白を残す恋物語。