あらすじ
あやかしの跋扈する世界で、幽閉の憂き目にあっている夏と雪。その身にふりかかる世の無常と、それに立ち向かう二人の成長の物語。
AIによる紹介文:
古代日本に近い日月国を舞台に、来栖家に生まれた夏(女の子)と雪(男の子)は、生まれたときから幽閉という過酷な運命を背負っていた。
来栖家には奇妙な言い伝えがあった。同日同時刻に生まれた双子は「雨(う)」と呼ばれ、そのうち一方は幸運をもたらす「金雨(きんう)」、もう一方は災厄をもたらす「黒雨(こくう)」とされる。来栖家の人間は、前世であやかしと約束を交わして現世に生を受けるが、「雨(う)」はあやかしが宿ることなく生まれてくるという謎めいた存在だった。
雪は「黒雨」と決めつけられ、長らく封印されていた。しかし、夏は雪を解放する。だが、自由になった雪は来栖家を去ってしまう。
夏は、雪が暴走することを恐れ、彼の後を追う。行く先々で待ち受ける様々な困難に立ち向かいながら、夏の心には雪への複雑な感情が渦巻いていた。
果たして、数奇な運命に翻弄される夏と雪の未来はどのような結末を迎えるのか。少年少女たちの成長と葛藤、そして謎に包まれた「雨(う)」の真実が描かれる物語である。