あらすじ
ある晴れた秋の日。
元気な産声と共に香絵はこの世に誕生した。
親からも周りの人からもとても愛されて、
何不自由なく育った。
幸せだった。
しかし大人になるにつれ、香絵は思うのである。
何か、何かが違う。不足している。
それはなんなのだろう。
そんな漠然としたなんとも言えない感覚を感じながら
香絵は日々過ごしていた。
そう、あの日大晴と出会うまでは。
あなたは一体何者なの?
既婚者の香絵は、いけないと頭では分かっていても、
無性に惹かれて仕方がない大晴と徐々に関係を築いて
いってしまう。
私はどうしてしまったのだろう。
これからどうなるのだろう。
しかしそれは決して不安な気持ちだけではなかった。
この人が側にいてくれれば、
私は完全だ。
そんな安心感を抱いていた。
同い年の香絵と大晴。
このふたりの揺るぎない縁には
どんな意味があるのだろうか。。