あらすじ
大阪では人気の人形浄瑠璃は江戸ではいまいち流行らない。
5人ばかりの小さな一座の人形遣いの三人の男達。重蔵、孫の宗助、孤児の辰吉。
一番手練れの重蔵は大阪で修業していたときに譲られた呪われているという曰くつきのお初人形を大事にしていた。
お初が泣けば人が死ぬ。
重蔵は気にせず稽古に励む。大阪のように一体の人形を三人で遣いたい。そうすれば人形の動きがより細やかにリアルに表現できる。夢見て稽古に励むが倒れてしまう。
人形の呪いと恐れる宗助。それは与太と信じない辰吉。奇跡的に起き上がった重蔵は、最後の願いと三人遣いでの芝居を希望するが──