あらすじ
名門女子高・桜凛学園に転校してきた少女、柚希(ゆずき)。
彼女は地味で目立たない存在だが、その裏には驚異的な記憶力と推理力を秘めていた。
転校初日、学園中で話題の匿名SNS「教室の密告箱」に、ある告発文が投稿される。
「○○さんが“消された”」――その言葉が波紋を呼び、同級生の行方不明事件へと発展する。
表向きは平穏な桜凛学園。しかしその裏側には、日陰でうごめく権力争い、巧妙に隠された嘘、嫉妬と罪悪が絡み合っていた。
匿名投稿者の正体、友情と裏切り、教室の密室。
柚希は冷静な観察とネットの情報分析を武器に、偽りの層を一枚一枚はぎ取っていく。
だが、彼女の前に立ちはだかるのは、想像を絶する“最後の嘘”。
教室という名の閉ざされた舞台で、すべてのピースが交錯した時、真実の扉が音を立てて開く。