あらすじ
「お前はもう用済みだ」――勇者パーティーの【鑑定士】リアムは、戦闘能力の低さを理由に、仲間と婚約者から無一文で追放された。全てを失い、流れ着いたのは寂れた辺境の村。そこで彼は自らのスキルの真価に気づく。物の情報を見るだけの【鑑定】は、実は万物の情報を書き換える神のスキル【神の万年筆】だったのだ!
「ただの石」を「最高品質のパン」に、「痩せた土地」を「豊穣な大地」に。奇跡の力で村を豊かにし、心優しい少女リーシャとの絆を育むリアム。やがて彼の村は一つの国家として世界に名を轟かせる。一方、リアムを失った勇者パーティーは転落の一途をたどっていた。今さら戻ってこいと泣きついても、もう遅い! 無能と蔑まれた青年が、世界を創り変える伝説の王となる、痛快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
【登場人物紹介】
◆リアム
本作の主人公。心優しいが気弱な青年。【鑑定】スキルしか持たないため、勇者パーティーでは「お荷物」と蔑まれていた。追放先の辺境で、自らのスキルが万物の情報を書き換える【神の万年筆】であることに覚醒。辺境の地を奇跡の力で発展させ、やがて一国の王となる。
◆リーシャ
辺境の村に住む、素朴で心優しい少女。追放され、心身ともに疲れ果てていたリアムを献身的に支える。彼の優しさと、村のために尽くす姿に惹かれていく。物語のヒロインであり、リアムの心の支えとなる存在。
◆アルス
王国最強と謳われる勇者。プライドが高く傲慢な性格。リアムを「寄生虫」と呼び、パーティーから追放した張本人。リアムの不在によってパーティーが弱体化し、焦りを募らせていく。
◆セリア
回復魔法の使い手である聖女。リアムの元婚約者。権力志向が強く、勇者アルスに乗り換えてリアムを切り捨てた。しかし、リアムの成功と自分たちの没落を目の当たりにし、激しく後悔することになる。