あらすじ

早朝の冒険者ギルドに、赤頭巾の少女が現れる。小柄ながら圧のある気配をまとい、新聞の切り抜きを示して訊ねたのは――「アイギス国の勇者」。ロムレス国で彼の足取りを追って来たという。ギルドは近隣の湿地帯に魔王軍の拠点ができたと助力を願うが、少女は「自分は支援寄りで強くない」と即答で見送り、事情だけ後で聞くと告げて去る。 舞台は現代日本へ。受験に敗れ引きこもる十九歳・田中誠二は、ネットの噂にすがり「六芒星の中心に“飽きた”と赤ペンで書いた紙」を枕の下に入れて眠る。目覚めた先は見知らぬ路地裏と太陽。状況も理解できぬままチンピラに絡まれ、徹底的に叩きつけられる。血に染まる視界の先、緑の瞳――赤頭巾の少女が立っていた。 次に教会で目を覚ました誠二は、神父ダリア・ローストの癒しを受け、ここが異世界“アルカディア”だと知らされる。帰還方法は見つかっておらず、召喚主も不明、身分保証もない――現実だけが残る。ダリアは唯一の生活手段として「冒険者」を勧め、赤頭巾もおそらく冒険者だと示唆。誠二は腹ごしらえを済ませたらギルドへ向かい、まずは生きるための一歩と、彼女の足跡を追う決意を固める。 「弱者の勇気は、強者の武勇を凌駕する」――彼女の言葉に背を押され、誠二の異世界生活が動き出す。

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カクヨム
カクヨム2025/10/08
  • 現在の作品赤頭巾のヴェンデッタ ー異世界転移した先で殺された俺、魔王に転生して極悪勇者にざまあするー