あらすじ
多忙の母と二人暮らしの小学生、マコトは道端で小さな卵を拾った。
翌日、卵からうまれたのはマコトが想像した『理想の兄』で『黄身』で『妖怪』で『なにか』の姿になるものだった。
そのものは天野と名乗り、母に受け入れられて一緒に住むことになる。
素直な天野は人の姿で『マコトの兄』としてあっという間にまわりから愛され、天野の好きなことがマコトにとって嫌いなことになっていき、次第に日常を楽しく感じられなくなったマコトは母を心配させるほど落ち込んで、母に冷たく当たってしまうマコトに母が心配していることを天野が指摘し、ついに耐えられなくなったマコトは天野へ「いなくなれ」と言ってしまう。
直後、天野は姿を消す。
母はマコトを気遣って買い物に誘い、気が抜けた状態で歩いていたマコトを庇って母が目の前で事故に遭いかける。
だが寸前で天野が母を助けてくれたことに気付いたマコトは無傷の母に安堵し、すぐに天野を探しに行く。
見付けたボロボロの天野に、マコトは天野が羨ましくて嘘を吐いていたという気持ちを話し、何も知らない天野のことを強く知りたいと思う。
そして、天野は誠の『大好きな兄』に、母と天野と誠の三人は、本当の家族になった。