あらすじ
エレフセリア帝国にある名門、ラインハイト魔術学院。
魔術師を育成するその学院に、一人の少年──リノ・アルバートが入学する。
彼の扱うのは、「呪い」とも恐れられる闇属性の魔法。
加えて、魔術の発動形態を定義する「魔術式」は、たったの2種類。
普通なら「劣等生」として見下される彼だったが、入学早々、その機転と発想力が評価され、学院から技能模範生に選ばれるという異例の扱いを受ける。
──だが、それ以上に彼を動揺させたのは、もう一人の技能模範生の存在だった。
その少女の名は、スピカ・クライノート。
幼い頃から“天才”と謳われ、炎属性の魔法と20種類もの魔術式を操る、学院きっての逸材。
それは、リノが抱える「才能へのコンプレックス」を強く刺激する存在で──。
非才を嘆く少年と、天才であることに苦悩する少女。
正反対の“異才”が出会うとき、魔術学院の常識を揺るがす物語が幕を開ける──。