あらすじ

ダンジョンが出現し、全ての人間がスキルを授かるようになった現代。 S級パーティーの雑用係だった俺、柊 雪斗(ひいらぎゆきと)は、リーダーから全てを奪われ、ダンジョンに置き去りにされた。 「お前に与えられたF級スキル【スキル再販(リセール)】は、ただのゴミだ。お前自身と一緒だよ」 【スキル再販】―――それは、他人のスキルを“買い取り”、“販売”できるだけの、戦闘能力ゼロのハズレスキル。 絶望の中、俺は死ぬ前に一度くらい、この憎きスキルを使ってみようと決意する。偶然通りかかった、引退間際の老探索者に声をかけた。 「あなたのその“使えない”スキル、俺に売ってくれませんか?」 「【石ころ鑑定】か?いいぞ、どうせもういらん。100円でくれてやる」 老探索者からスキルを買い取った瞬間、俺の世界は反転した。 《スキル【石ころ鑑定】を買収。欠陥を修正し、“神眼の真贋鑑定”に進化させました。販売可能です》 ――俺のスキルは、ただの仲介屋じゃなかった。 買い取ったスキルの“欠陥”を自動修復し、その“真価”を100%引き出した上で、再販できる唯一無二の神業だったのだ。 俺は笑った。この世界は、才能の無駄遣いをしている愚か者で溢れている。 戦士なのに治癒スキルを持ち腐れている奴。魔術師なのに鍛冶スキルを放置している奴。 お前たちのそのゴミ、俺が最高の値段で買い取って、最高の才能に売りつけてやる。 これは、スキルを支配し、市場を支配し、やがては世界そのものを掌で転がす、一人の商人の物語。

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カクヨム
カクヨム2025/10/07
  • 現在の作品ゴミスキル【スキル再販(リセール)】しかないとパーティーを追放された俺、才能の無駄遣いをしている奴らからスキルを買い叩き、世界最強の商人になる