あらすじ

2040年、日本。巨大な地殻変動により四国の一部が沈み、その跡地に『アビス』と呼ばれる巨大な地下迷宮が出現した。政府と民間企業は、この深淵を「リアルゲーム」と称して一般の探索者(プロスペクター)に開放し、莫大な資源とエンターテイメントを生み出す。 主人公は、香川県出身の佐伯悠喜(さえきゆうき)。彼は華やかなトップ層とは無縁のBランク探索者。彼の目的は名声や富ではなく、アビスの特殊粒子に蝕まれた妹の高額な治療費を稼ぐこと。彼は自分でカスタムした中堅装備と、敵の弱点を感知する特殊能力を駆使し、危険なアビスを攻略していた。 しかしある日、いつものフロアで遭遇した異形のモンスターから、ユウキは「秩序だった、計算式のようなノイズ」を感知する。それは、アビスの変異が何者かによって意図的に「最適化」されていることを示す、不吉な予兆だった。 このノイズの謎を追うことは、妹を救う鍵と、アビスの裏側に隠された巨大な技術的陰謀に触れることを意味する。ユウキは否応なく、最新鋭の技術と純粋な正義を持つSランクのライバル、そしてアビスの秘密を知る謎の協力者の思惑が渦巻く、「リアルゲーム」の裏側へと足を踏み入れていく――。 これは、日常と非日常の境界が崩壊した日本を舞台に、中間層のプロスペクターが妹の命とアビスの真実を賭けて戦う、SFアクション巨編である。

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カクヨム
カクヨム2025/10/07
  • 現在の作品アビス・オブ・シコク