あらすじ
「ルーク・フォン・クロスフォード公爵令息、あなたとの婚約を破棄します!」
この場面は、戦略シュミレーションゲーム「フロンティア・バスタード」の悪役貴族ルークが、王女ファルネーゼに婚約破棄を言い渡されるところだ。
ついでに、隣国との戦争の前線に送られる=死刑。
「はい。了解。じゃあ」
「……えっ? ちょっと待って! あたしが婚約破棄を言い渡しているのよ? あなたは何とも思わないの?」
早く前線に行って、さっさと不毛な戦争を終わらせたいのたが……
そのために7回の人生で剣も魔法も格闘術も錬金術も人心掌握術も医学も語学も……あらゆる知識を身につけてきた。
どれも極めるレベルまで。
だから7回目の転生こそ、自由に気ままに生きたい。
「あなたは、王女のわたしから婚約破棄されて、これから前線に送られて死ぬのよ? もっとこう、泣き喚いたりしないの……?」
「別に。むしろ前線で国の役に立てればいいなと」
これは、7回の転生を経て万能の最強になってしまった悪役貴族が、伝説を残す物語である。