あらすじ
『愛と慈悲』の力で魔法を使う世界。
『誕生日』と『誠の名』を持たず、魔法も使えない主人公ラタは、リスター王国の最下層「マルサ奴隷」として生きていた。
ある日、不始末のため『蛇の部屋』へ入れられたラタ。
彼女を助けたのは、王の側近であるガーナイロだった。
現在、リスター王国の姫と、隣国の皇子との婚約が持ち上がっている。
ただ、隣国の皇子は極めて意気地なしであるだけでなく、宮殿でこっそり悪魔を召喚しているという噂まである。
姫は婚姻を破棄したがっていた。
姫は自分の代わりとして、見合いに送り込む娘を探していたが、身代わりであることがバレたら殺されるかもしれない。姫の取り巻きである、貴族の娘は誰も身代わりになりたがらなかった。
ラタは、美しいティアラを身に着け、姫の身代わりとして隣国の皇子との見合いに送り込まれる。
ところが隣国の皇子も身代わりを立てていて、見合いの場に現れたのはディコンと名乗る青年だった。