あらすじ
彼女との初デートで遊園地に行った。
1日中遊び回って、帰る直前に観覧車に乗った。
ぼくたちを乗せたゴンドラは、ゆっくりと空へ上昇していき、頂上へ辿り着く前に緊急停止した。
10分、20分……。
時間だけが流れていく。
係員は大慌てで走り回っているが、一向に復旧のめどは立たない。
そしてその時、先天的に胃腸の弱いぼくは、猛烈な便意に襲われていた。
狭い密室で不安そうにする彼女と、冷や汗をかきながら肛門を締め付けるぼくと……。
そして聞こえる無情のアナウンス。この国に神はいないのか。
はたして、二人は──。