あらすじ
魔王バラモシュドーとの最終決戦。
勇者ロウランは、仲間を信じられないまま――たったひとりでその玉座へ辿り着いた。
だが、奮戦もむなしく敗北。
体を焼かれながら彼が最後に願ったのは、ただ一つ。
「もし……やり直せるなら」
目を覚ますと、そこはすべてが始まる前のローダレシア王国。
魔王に滅ぼされた隣国ルーンブルクの兵士が息絶え、父王が聖剣を差し出す――。
それは、彼が一度体験した“運命のやり直し”だった。
かつてロウランを裏切り、魔王の手先だった魔術師ゴーン。
再び現れたその男を今度は斬り捨て、ロウランは誓う。
「もう二度と、誰にも裏切られはしない」と。
だが、運命は再び彼を試す。
新たな旅路の先で出会ったのは、陽気で眩しい隣国の王子・コナン。
二度目の人生で勇者が取り戻すのは、信頼か、それともまた裏切りか。
これは、一度死んだ勇者が“人を信じる心”を取り戻す二度目の物語。