あらすじ
世界は“霧”に覆われ、かつての青空はもう見えない。
人々が暮らせる場所は、わずかに残された“生活圏”だけとなっていた。
霧に長く晒された人間や動物は“魔物”へと変じ、夜ごとに街を襲う。
中でも〈禁域〉と呼ばれる地は霧が最も濃く、そこに棲む魔物は強大で、人の立ち入りが禁じられている。
それでも、人々はその縁に築かれた都市で、息を潜めるようにして生きていた。
そんな世界に、“チョーカー”と呼ばれる者たちがいる。
彼らは首に制御装置を装着し、自らの肉体に宿る“異能”を操って魔物と戦う存在。
異能を使うたびに心と体は蝕まれ、やがて“人ならざるもの”へと変わってしまう――。
それでも彼らは今日も、終わりなき霧と、残酷な現実に立ち向かっていく。