あらすじ
――魔王が殺された。
その剣を振るったのは、他でもない魔王の実の息子、ノクト。
父を討った少年は、今や“裏切り者”として魔王軍に追われ、世界を彷徨っている。
魔王亡き後、平和は訪れると思われた。
だが、玉座に座ったのはノクトの異母兄――ゼルク。
新たな魔王となった彼は、六人の最強幹部を選び、「六魔星(ろくませい)」と呼ばれる組織を結成した。
そして世界は、かつてないほどの恐怖と混乱に沈んだ。
街は焼かれ、民は泣き、希望すら奪われる。
小さな命が理不尽に散るたび、ノクトの心には怒りが積もっていった。
そして旅の中で出会った仲間たち。
火拳の少女ライナ、光剣の聖女エリシア。
彼らと共に、ノクトは新魔王討伐の旅に出る。
魔王の血を引き、魔王を殺した少年。
その手に宿るのは、忌まれた力――闇魔法。
だが彼は、その闇で世界を救うと誓った。
正しい者が報われる世界を取り戻すために。
絶望が支配する時代に、ひと筋の光を灯すために。
これは――
「闇」が「希望」を生む、もう一つの救世譚。