あらすじ
かつて「破界の魔王」と呼ばれた男エクスムンド。3度にわたり世界とたった一人で戦かった彼だったが、勇者クリスとの激闘の末敗北、遂に完全封印された…。
時は流れ、封印が無事に解け晴れて自由の身となった彼だったが、ひょんなことから訳ありのハーフエルフ少女ユメリアと一緒に暮らすことに。
果たしてこのふたりの出会いが何を生むのだろうか…。
〈登場人物〉
魔王エクスムンド
かつて「破界の魔王」として恐れられていた男。よく勘違いされるが、種族は魔族ではなくハーフエルフ。ちなみにエクスムンドとは彼の魔王としての名であり、本名はジークガルフ・エクスフリードである。
歴代魔王最強と呼ばれる実力の持ち主であり、数多くの人間たちをその圧倒的なその力で葬ってきた。
元々人間のことが大嫌いであったが、とある事件をキッカケに人間を完全に滅ぼすことを決意、目的に果たすため活動を開始する。
色々あって現在は、訳ありハーフエルフの少女ユメリアと共に迷いの森で幸せに暮らしている。
ユメリア
とあることがキッカケで、エクスムンドと暮らすことになったハーフエルフの少女。とても愛らしい容姿をしており、年齢は14歳。
優しい性格で元気いっぱいな少女であり、迷いの森の近くにあるメシアス村の人たちからも愛されている。しかし豪快なママ(後述)や村の友達たちの影響もあってか、女の子らしからぬ言動や行動も多く、その事でエクスムンドから度々指摘を受けることもある。
村で同年代のシバ、ガイ、ロキ、ソフィア、シルクとは大の仲良しで、みんなでよく一緒に遊んでいる。
一見するといつも明るく悩みごとなんて無さそうだが、過去の悲しい出来事で心に大きな傷を負っており、そのことで人知れず苦しんでいる。
エクスムンドと出会った当初は、彼のことを拒絶し、まったく心を開こうとしなかった。しかし彼の優しさに触れてからは、徐々に心を開いていき、現在では彼を実の父のように慕いパパと呼ぶ。
村長さん
迷いの森の近くにあるメシアス村の村長。かつて災厄の魔王エクスムンドと死闘を繰り広げた伝説の人間の勇者であり、本名はクリス・オンダーソン。
数多くの勇者を輩出した名家オンダーソン出身であり、一族最強と呼ばれる実力を持つ。伝説の聖剣「斬魔刀」と気功術を駆使して、エクスムンド相手に互角に渡り合ってきた。激闘の末、彼に勝利し完全封印することに成功した。
その後、復活したエクスムンドを監視するため彼の住処(迷いの森)の近くに村を作り、彼のことずっと監視していたが、色々あって現在は和解しそれなりに仲は良い。
ママ
ユメリアがママと慕う魔女であり、本名はマリーベル・A・プロリード。身長が低く顔は童顔だが、ナイスバディの美女である。実は元々はそれなりの身長であったが、とある事件により身長が縮んでしまった。現在ユメリアに身長を抜かれてしまいショックを隠せない様子。大雑把でだらしなく無責任で豪快な性格であり、女子力もかなり低くいが、エクスムンドとユメリアのことを心から愛している。
昔のエクスムンドのことを知る数少ない人物であり、彼のことをジークと呼ぶ。
普段は王都にある「王立魔導研究所」の所長としての多忙な業務のため、家にはほとんど帰ってこない。(気分によって仕事を放棄して長い旅に出ることもある。)しかしたまにフラッと帰って来ては、エクスムンドとユメリアを困らせている。またユメリアとエクスムンドが暮らすキッカケを作った張本人でもある。
シバくん
村長の息子であり正義感がとても強い少年。本名はシバ・オンダーソン。元勇者の息子なだけありそのポテンシャルは凄まじく、エクスムンドですら驚愕するほどの秘められた力を有している。
ユメリアとソフィアから好意を持たれており、いつもこの2人に振り回されている。またガイとロキのイタズラに嫌々付き合わされた挙句、追いて逃げられて酷い目に遭うことも多々ある。
ガイくん
メシアス村で暮らすハーフビーストの少年。本名はガイ・ガンドリッツ。とてもスケベな性格で、村の女の子たちにいつもエッチなイタズラばかりしている。またそれ以外でも様々なイタズラに手を染めており、村の問題児でもある。しかし腕っぷしが非常に強く、とても仲間想いな面もあるので、いざとなった時はとても頼りになる存在。
昔からシルクのことが大好きだが、彼女の前では中々素直になれず、その想いはいつも空回りしている。
ロキくん
メシアス村で暮らすハーフヴァンパイアの少年。本名はロキアン・フォンドヴェルツ。とてもハンサムで村の女の子たちのアイドルだが、村内での吸血行為が禁止されているにも関わらず、自分のファンの女の子たちの血を内緒で吸っている。
ソフィアのことが好きで、彼女の血をとても吸いたがっているが、当の彼女はシバにゾッコンなので、その想いが届くことはないだろう。
ガイ同様に腕っぷしがかなり強いので、いざという時にはかなり頼りになる。
ソフィアちゃん
メシアス村で暮らす人間の少女。本名はソフィア・ラミル。仲良し6人組の中でシバを除いて唯一の人間である。性格は強気で男勝りだが、大好きなシバの前では乙女な一面を見せることも多い。
ユメリアの恋のライバルであるが、2人とも「普段は」とても仲が良い。しかしシバが絡むと途端にお互い険悪になり、マウントを取り合ったり足を引っ張り合ったりする。
シルクちゃん
メシアス村で暮らすハーフサキュバスの少女。本名はシルク・コットン。とてもおっとりとした性格で、独特な価値観と世界観を持った不思議ちゃん。サキュバスの血を引いているせいか、身体の発育が14歳とは思えない凄まじいレベルのモノであり、村の少年たちや一部の大人たちから人気も高い。また彼女のファンクラブまで存在している。
シバを取り合って喧嘩しているユメリアとソフィアをなだめるのが、いつもの彼女の役目であるが、実はシバに好意を持っており虎視眈々と彼を狙っている。