あらすじ
完璧主婦・千秋の毎朝は、夫(誠)を戦場(会社)へ送り出す主計兵の仕事だ! トースターの焦げと、油の匂いに満ちた日常は、ミリネタ満載のロジスティクス大作戦。
でも彼女の真の「勝利」は、中学時代に勝ち取った恥ずかしすぎる初恋の告白にある。
あの時、千秋を突き動かしたのは、親友・永遠が語った、一見ふざけているようで究極に冷徹な哲学だった。
「行動しない後悔は、永遠に心を刺す棘となる。」
永遠の棘の論理という最終兵器を手に、千秋は恋という戦闘に勝利し、現在のすべてを手に入れた「勝利者」となった。
しかし、物語は、甘酸っぱい青春の思い出と主婦のギャグ戦記では終わらない。
ある日、千秋の「最前線な平穏」に届いたのは、過去形で届く一通の遺書。それは、彼女の幸福を支える論理を内側から破壊する、残酷な真実だった。
完璧な主計兵は、この過去からの攻撃をいかに処理するのか?
笑って読み進めた青春の先に、あなたの倫理観がバッサリとぶった切られる、異色の現代ドラマ。