あらすじ
貴族令嬢ルシアは、婚約破棄とともに王都を追放された。
聖女派と呼ばれる勢力の陰謀に巻き込まれ、名誉も居場所も、一瞬で失ってしまったのだ。
行き場をなくした彼女が辿り着いたのは、森に囲まれた辺境の村のカフェ。そこで働きながら、ルシアは初めて“普通の幸福”を知っていく。
けれど、その穏やかな日々は長くは続かなかった。
王都では、再び闇が蠢き始める。かつて聖女が借り受けた禁忌の部隊《夜影団》その封印が、今まさに解かれようとしていた。
帰る場所を守るために。
そして、愛した人と笑うために。
元令嬢は剣を取り、再び立ち上がる。
「帰る場所と愛のため、元令嬢は闇を討つ」