あらすじ
時代が終わるとき、いつも静寂が訪れる。
BOØWYが去り、バンドブームが沈黙した1988年。
ギタリスト・松本孝弘と、まだ無名の青年・稲葉浩志は、
小さなオーディションルームで“音”を交わした。
それが、日本の音楽史を変える第一音だった。
デビュー、栄光、記録――500万枚の歓喜と、孤独の夜。
誰よりも高く飛び、誰よりも深く沈み、
二人は数字の嵐の中で“音の真実”を探し続ける。
LAでの挑戦、声を失った日、高尾山の風、
そして「Brotherhood」への再生。
やがて彼らは“記録”を超えて“祈り”を鳴らす。
それが、B’zという生き方だった。
音は、嘘をつかない。
栄光と孤独、沈黙と再生。
すべての瞬間が、彼らの「音」に刻まれている。
実際のアーカイブ映像と本人インタビュー、
そして静謐なドラマパートを交錯させながら、
この映画は“二人の人間”としてのB’zを描く。
ナレーションは、大沢たかおと宮沢りえ。
男性と女性、光と影、理性と感情――
二つの声が時代を縫い、
三十年の音が“ひとつの人生”として結ばれる。
―――これは、
日本最高のロックデュオが歩んだ「沈黙の詩」であり、
すべての“生きる者”へのラブレターである。