あらすじ

大正十一年、春。 松原藤嗣は東京にある私立有鄰館高等学校に入学する。そこでは、これまで過ごした故郷での暮らしとはガラリと違う毎日が待っていた。 毎夜のように行われるストーム、寮での共同生活、そして――美しい同室の同級生。 ある日、藤嗣は読書好きの姉から手紙を受け取る。「日々の生活を物語にして書いて欲しい」としたためられていた。 姉に頭の上がらない藤嗣は、悩んだ末に書き始める。 だがそれは、事件の始まりでもあった。 それは、ある日の夕刻。自習室でのこと。 姉に言われた通りに物語をしたためていた藤嗣は帳面をなくしてしまう。 それを拾った相手は。 ――取引をしよう。 そう言ったのだった。

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エブリスタ
エブリスタ2025/10/06
  • 現在の作品若葉のころを君と駆ける