あらすじ
新人賞を受賞したばかりの小説家・前田誠也。
憧れの作家・小山内のもとに弟子入りし、夢に向かって歩き始めた矢先、彼の裏切りによって誠也の日常は崩れ去る。
逃げ出したホテルの廊下で、誠也は思いがけず“初恋の人”──幼なじみの桐生翔吾と再会する。
かつては隣にいた少年が、今は関東屈指の組織「桐生組」の若頭。
冷たくも優しいその瞳に、誠也は再び惹かれていく。
しかし翔吾は、誠也の知らぬところで警察との危うい駆け引きを続けていた。
守りたいのに、関わればまた傷つけてしまう──。
それでも翔吾は誓う。
「もう二度と、お前を泣かせない」
再び動き出した二人の時間。
過去の痛みと今の想いが交錯する夜、
若頭は初恋を“掴む”ために、すべてを懸ける──。