あらすじ

※第11話・第14話・第20話・第26話は性的表現をしておりますので(軽いものも含め)非公開としております。ご了承ください。 (あらすじ)  城の敷地内にある魔導師塔に住む魔導師長のソニアスは、生まれた時から魔導師長候補として育てられ、聖女召喚をきっかけに日本人であった前世を思い出す。  魔王討伐が無事に終わりお祝いムードの中、ソニアスだけは浮かない顔をしていた。前世の記憶があるだけに聖女を異世界から誘拐してしまったと罪悪感があったのだ。  ある日、第一王子からプロポーズを受け困惑し、王都学園時代に護衛兼友人だった侯爵子息の騎士団長リンガルからも告白されるが、ソニアスには秘密があり受け入れることができずに返事は保留となった。  城の城壁と王都の周囲には魔法で結界が張られているのだが、膨大な魔力を持った魔導師長が結界と契約し、常に魔力供給することで維持されていた。  礎とも呼ばれ、契約している間は城の敷地から出ることはできず、解除するには命を失くすか、誰かに継承するしかなく、そんな自分が恋愛や結婚などできるはずがないとソニアスは思っていた。  ソニアスにとってリンガルは、関係の薄かった実の家族よりも家族のような存在で、好意はあるもののそれが恋なのか自分でもわかっていなかった。  第一王子からの提案で結界を解除する方法を探すことになり、宰相と前魔導師長を協力者として方法を見つけようとする。王子からは、その働きを見てプロポーズの返事を考えて欲しいと言われていた。  そして初代魔導師長の手記が見つかり、手がかりを掴む。  そんな中、第一王子からリンガルが隣国の王女から求婚され婚姻話が進んでいると聞かされる。王女の来国と贈り物の髪飾りを見つけたことでソニアスはやっと自分の気持ちに気づいた。  ヤケになり、王女歓迎の舞踏会で酒の力を借りてリンガルにキスしてしまい、客間に寝かされるだけで手を出そうとしないリンガルを煽り、とうとう体を繋げてしまう。そこで偶然にもリンガルが結界契約解除に繋がる新たな手がかりをソニアスの背中で見つける。  一夜限りのことだと翌朝そっと塔に帰る途中、何者かに拐われてしまい、気づけば魔導師塔で監禁されていた。  犯人はソニアスの父親の子爵で、結界を解除しては都合が悪いと言う。  子爵家では定期的に魔導師長候補を出していた。候補者になるには魔力量が豊富でなければならず、都合良く候補者が現れるのは不自然なことだった。  口を滑らせた子爵が語ったのは、召喚術で異世界から魂だけ呼び、赤子に封じ込めているということ。ソニアスも同じく異世界から魂だけ召喚されていた、転生ではなかったのである。  秘密を知ったソニアスに服従の首輪を付けようとしたところ、リンガルが助けに入り無事に救出された。  その後婚姻話が第一王子の嘘だとわかり、髪飾りも自分への贈り物だったと知ったソニアスは、リンガルと気持ちを通じ合わせ、プロポーズを受ける決心をする。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2024/10/18
  • 現在の作品塔の魔導師と騎士団長の恋が実るまで