あらすじ
突如として世界中に出現した謎の迷宮「ダンジョン」。人々はスキルに目覚め、一攫千金を夢見る探索者となった。
、相馬圭(そうまけい)が授かったのは、戦闘能力ゼロのハズレスキル【鑑定】。パーティーからは「荷物持ち以下のゴミ」と罵られ、装備も金も奪われてダンジョンに置き去りにされた。
死を覚悟した俺が、最後に起動したライブ配信。
「どうせ死ぬなら、俺がゴミと判断された“鑑定”ってスキルが、どれだけクソか記録に残してやる…」
自暴自棄で道端の汚れた石ころを鑑定した、その瞬間――俺と、数人しかいなかった視聴者は、ありえない光景を目撃する。
《“名もなき小石”|詳細鑑定:内部に、竜の心臓の化石を含有。推定市場価格:12億G》
――そう、俺の【鑑定】は、ただの名前を読み取るだけのスキルじゃなかった。物の素材、歴史、隠された魔力、そして未来の“可能性”まで、全てを見通すことができる唯一無二の神眼だったのだ。
これは、全てを失った一人の男が、誰にも見えなかった“本当の価値”を見つけ出すことで、世界中の常識を覆し、成り上がっていく物語。