あらすじ
『ヤハの灯を継ぎし者』エピソード1 ― 旅立ちの光 ―
雪深い北の村・エルダ。
16歳の少年クリスは、夢の中で“ヤハ”と名乗る神から啓示を受ける。
「行きなさい。行く道は私が導く――」
その言葉を胸に、クリスは静かに旅立った。
彼の旅はやがて、西の村ニキへと導かれる。
そこで出会った少女レア、そして彼女を縛る掟。
「外の者と交わってはならぬ」という禁忌の中で、
クリスは“赦し”と“愛”の意味を知る。
さらに旅の途中、医師マティアスとの出会いが
彼の心に“人を癒す信仰”の本質を教えてくれた。
そして港町オスティア――。
ここで偶然助けた少年を通じて、
裕福な商人アルベルトとその妻カタリナ、
そして幼いセバスチャンと出会う。
不信と疑いの中で試されながらも、
クリスは誠実な心と神への信頼で人々の心を変えていく。
やがて訪れる帝国の陰謀と裁判――。
その中で、クリスの祈りが一つの奇跡を呼び起こす。
「ヤハは確かに生きておられる」
そう信じることで、少年は再び海を越える決意を固める。
――これは、“光を継ぐ者”となる少年の
世界を変える旅が、今はじまる。