あらすじ
──進むのだ。己が何者であろうとも。己の意志に従い、ただ己のために、理想を体現するのだ。
三つに分断された世界の一つ、幻想界で生まれたカナは、皆が当然のように扱える魔法が扱えず、齢六歳にして、森に捨てられてしまった。こんなところで死ぬわけにはいかない!とカナは死に物狂いで生き延び、十年の月日が流れた時、彼女は湖の女神に出会う。女神は、三つの世界のうちの一つ、現在は閉ざされていて外からは入れないという神星界の扉を開けてほしいとカナに言った。扉を開ける鍵は三つ。それを探し出して、どうかあの美しい世界を取り戻してほしいとカナに願った。
ずっとこの森にいるわけには行かないし、特にやることもないので、カナはそのお願いを聞き入れることにした。しかしよくよく考えれば皆が自在に扱える魔法さえ扱えない自分。どう考えたって閉ざされた扉を開けるなんて大層なことが出来るはずもないと思い、カナはどうにか魔法を習得しながら神星界へ行こうと決意する。
※恋愛要素はうっすいですが、あるにはあるので念の為タグをつけています。