あらすじ
都内の公園に突如としてUFOが墜落した。
燃え上がる残骸の中から現れたのは――全身が毛に覆われた、謎の宇宙人の男。
彼は炎の中から無傷で歩み出ると、ただ一言、「あなたは神を信じますか?」と告げ、光とともに消えた。
その宇宙人は、実は遠く離れた雪国に身を潜めていた。
吹雪の中で「故郷の風」を思い出す彼の前に、幼い少女が現れる。
かつて彼が守れなかった“誰か”の名を彼女に呟いた。
だが安らぎの時間は長く続かなかった。
宇宙人を追う者たちが現れ、金目当てに銃を向ける。
少女をかばい、背中に銃弾を受けた宇宙人は倒れながらも、なぜ少女が“ネモ”の名を知っていたのかに疑問を抱く。
彼は誰なのか。
ネモとは何者なのか。
そして――なぜ再び地球に戻ってきたのか。
雪が静かに降り積もる中、地球と宇宙の“記憶”をめぐる物語が始まる。