あらすじ
この学校にはスクールカーストがあるらしい。俺は何故か全くそういうものを感じたことはないし、俺はこの学校は平和な場所だとずっと思っていたんだが、どうやらそうでもないみたいだ。
俺は今目の前で起きている事情を、教室の扉の下ら辺に隠れてのぞいていた。
放課後、夕日が眩しく綺麗な中で、女子生徒の殴り合いが開始された。いや、片方の女子が一方的に殴っているみたいだ。構図は5対1。おそらくいじめっこが集結している。
「や、やめ、て」
「あ?奴隷の立場で反論すんのかぁ!?」
奴隷?なんだそれ。
そう思いながらその光景を隠れてずっとみていた。
聞くに値しない内容だったため聞かず、この先の展開を考えていた。
今すぐ助ける必要はない。何故なら奴隷とやら、名前は知らんが、奴隷ちゃんと呼ぶか。奴隷ちゃんはしっかり反論しているようだし、いじめられてそこまで時間は経ってないよつだったから。
20分程度、その現場を観察していると、どうやらいじめっ子の女子生徒たちは満足したようで、そのまま教室を出ていきそうになった、俺は…急いで忘れ物をとりにきた人を装うことにした。
教室に入っても奴隷ちゃんにこれといったアクションはない。仕方がないので、こっちから話すことにした。
「助けてほしい?」
「……はい。助けてほしいです…」
その顔は涙を出し切っているようだったが、泣いているように見えた。
まぁ安心か。助けてほしいと言えるなら"呪い"に発展することもない。俺が助けるからな。
「じゃあ先生に話を通しておく。奴隷ちゃんはいるだけでいいよ。」
「何を求められるの?」
怯えた顔でそう言ってきた。
「ん?変な質問だな?」
なにを求める、か。
うーん
「奴隷ちゃんは処女?」
イメージが下がりそうなので、本当は助けた後に聞く予定だったんだが、奴隷ちゃんにはこの方がいいだろう。
完全に理解したという表情をした奴隷ちゃんは、こくりと頷いた。やはり、俺の見立ては正解だったな。超ラッキー。
「んじゃ、お願いは…助けた放課後に、俺の家に来てくれ。
そしたら伝えるから。」
そうして俺は教室を出て行った。