あらすじ

冷えた石壁に囲まれた王宮作戦室。氷の異名をとる参謀アークト(32)は、戦でも交渉でも“最短”を選び取る男。そんな彼の作戦室に、ある日まぎれ込んだのは、温室の庭師見習いソラナ(21)と、蜂蜜の香り。
彼女がもたらすのは、甘いお菓子でも茶請けでもなく、「人と場の温度を整える」力。湯気低めの柑橘茶“猫舌温”、蜂蜜塩の小袋、会議前五分の「温度調律」。たったそれだけで、刺々しい議題は丸く、最難関の政敵すら譲歩へ。
やがて二人は、港の紛糾を鎮め、夜の影を“板式誘導”で曲げ、誘拐未遂すら温度で切り抜ける。参謀は国を守る最短を次々と実現する一方で、恋だけは“最長で温めたい”と密かに葛藤。「難しい顔禁止です」と両手で頬をむにっとされるたび、氷は少しずつ解けていく。
仮配属契約から“作戦室付園芸官(正)/温度調律主任”へ——彼女の居場所が札から制度になるとき、最終会談は三行で和平へ。
戦いに強い男が、掌の温度には勝てない。年の差11歳、理性×天然のじれ甘宮廷ラブコメ。安心ハッピーエンド。糖度は中のち後半高め、コメディとほんのりとしっとり。

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アルファポリス
アルファポリス2025/10/05
  • 現在の作品氷の参謀、うっかり拾った天使に勝てない——おやつと陽だまりで国が回る恋。