あらすじ
これは、日本の結界を守る陰陽師の家系に生まれた若者達による、お家騒動にまで発展したホットなスキャンダル。
陰陽師が日本を守る現代には五大夫と呼ばれる術師たちがいた。
彼らは五行にまつわるそれぞれの力を駆使して結界を張り、代々日本を守っていた。
政略結婚も当たり前な陰陽師業界で自分の果たすべき役割と心に翻弄されながら生きていた、未来を背負う若い術師たちと出会った主人公の泰羅。
元一般人の泰羅が巻き込まれた先に待っていたのは、庶民には無縁の厄介ごとばかりの陰謀渦巻く術師の社交界。
術師としてどんなに優れていても、社交界を生き抜けなければ意味がない。
そんな理不尽な業界に入らなければならなくなった泰羅。
だが、泰羅が巻き込まれたのは必然だった。
太陽と対になる月の皇家である陰山家。
その陰山家が何者かによって一族根絶やしにされてから数十年経っていた。
世界の陰陽バランスが崩れた不安定な世の中で、なんとか五大夫が結界を構築してこれまで維持していた。
泰羅は知り合った仲間たちから、その結界を破壊しようとする何者かがいることを知る。
泰羅たちは結界を守るために立ち上がるが、仲間や家族を疑わなければならない事態に。
誰であっても迂闊には信用できない。
それが当たり前の術師業界に戸惑いながらも適応していく泰羅は女性術師にも翻弄されていく。
国家を揺るがす巨悪と対峙する泰羅たちは、飲み込まれるのか、自分の居場所を見つけるのか。そして結界の崩壊は止められるのか。
国、家、個人の様々な思惑が交錯した現代日本の社交界が舞台のローファンタジー。
読むよりも見るようなドラマティックなゴシップをご覧ください。