あらすじ

金曜日の夜、残業を終えた望はデスクに忘れ物をしたことに気づき、会社に取りに戻った。自分のデスクでぴょんぴょんと飛び跳ねていたのは……望のお気に入りのペーパークラフトのうさぎだった。いつも心の中で話しかけている癒しのうさぎさんに、望はいつもの調子で話かけた。どうしたの?と。うさぎさんは、十五夜だから月にかえるらしい。いっしょにいこう、と誘われた望は、同期の営業エースを巻き込んで月へ飛び立つ。 クレーターばかりで、生命が存在していないはずの月は、うさぎの楽園だと言う。感心する望を横に、同期の真鍋はめんどくさい上に意外と子供っぽい。クールでできる男はどこに行った?うんざりしつつも、個性豊かなうさぎたちと接するうちに、だんだんと心が素直になっていく。それは、二人にとっても月が故郷だから。卯年の十五夜の、一夜限りの月トリップ。 第一章完結。第二章は来春予定。

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小説を読もう2023/09/29
  • 現在の作品十五夜の夜、うさぎは月に還る