あらすじ
貧乏男爵家の長女は、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
戦場で副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
帰郷した彼女を待っていたのは――父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉で隣からきこてくる声に、花嫁は凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
厚化粧とドレスという武装で完璧な淑女を演じる彼女。
過去の相棒が今は夫となり、彼女の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
※フィクションのふんわり世界観です。