あらすじ

​都心西部の高級住宅街で、幼児の連続失踪事件が相次いでいた。 現場の共通点は、必ず近くに「坂道」が存在すること。ネット上では、いつしか一つの都市伝説が囁かれ始める。 「夕暮れの坂道に、子供を攫う、長い髪の女が出る」――人々はそれを「坂女(さかおんな)」と呼んだ。 ​ドキュメンタリーディレクターの水野は、クルーと共にこの「坂女」と失踪事件の関連を取材し始める。被害者家族へのインタビューで浮かび上がったのは、彼らの多くが伊豆の寂れた港町にルーツを持つという、奇妙な共通点だった。 ​「あの土地の呪いだ」「榊の血は…」 何世代にもわたる「神隠し」の伝承。 水野たちは、全ての謎の答えがその港町にあると確信し、禁足地とされる『御子神神社』へと向かう。 ​ ​これは、真実を追ううちに、自らが「記録」される側になってしまったジャーナリストたちの、取材記録である。

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カクヨム
カクヨム2025/10/05
  • 現在の作品断章・連続誘拐事件に関する取材班の記録