あらすじ
乙女ゲームの悪役令嬢、公爵家の一人娘イザベラに転生してしまった私。
このままでは、卒業パーティーで婚約者の王子から罪を断罪され、国外追放される未来が待っている。
―――普通なら、ヒロインとの関係改善や、王子の好感度上げに奔走するところだろう。
でも、私の前世は、ダムや橋を造りまくっていた土木作業員だ。
そんな軟弱な恋愛イベントより、この世界のあまりに非効率な「街づくり」の方が気になって仕方ない!
「なぜこの川に橋を架けないんです!?」
「この城壁の構造、これじゃあ魔物が攻めてきたら一瞬で崩壊しますよ!」
前世の知識がうずき、卒業を待たずに自ら領地へ引きこもることを決意。
そこは、ゲームでは描かれなかった、寂れて貧しいだけの辺境の領地。
私は決めた。こうなったら、この土地を私の手で、誰にも攻め落とされない最強の要塞都市に作り変えてやると!
これは、乙女ゲームのシナリオをガン無視し、治水工事に情熱を燃やし、測量技術で騎士たちを驚かせ、いつの間にか領民から「建設の聖女様」と崇められるようになっていた、一人の悪役令嬢の物語。
あれ? そういえば王子って今、何してるんだっけ?