あらすじ

聖女アリア様は、俺の唯一の光だ。
孤児だった俺が、飢え死にしかけていたところを救ってくれた、慈愛の女神。
以来、俺――レオの人生は、アリア様を陰ながら見守り、応援する「推し活」に全てを捧げてきた。 俺のスキル【アイテム複製】は、一度見たアイテムをそっくりそのまま複製できるだけの地味な能力。
俺はこの力で、アリア様の役に立ちそうな回復薬や、彼女の好きな甘いお菓子の材料を複製しては、匿名で教会に寄付する日々を送っていた。 しかし、俺の行動は少しだけ、いや、かなり熱狂的すぎたらしい。
毎日聖女様の姿を見に教会へ通い、遠くからじっと彼女の姿を観察する俺は、いつしか護衛の騎士たちから「聖女様を狙う不審者(ストーカー)」と勘違いされ、徹底的にマークされることに。 それでも俺は推し活をやめない。
アリア様のパーティーが毒に侵されれば、伝説の解毒薬を複製してこっそり野営地に置いておく。
魔王軍との戦いで聖剣が折れれば、徹夜で寸分違わぬレプリカを作り、しれっと武器庫に置いておく。 俺はただ、推しに健やかでいてほしいだけ。
それなのに―――
「恐るべき情報網だ…我々の窮地を常に完璧に把握している」
「折れたはずの聖剣を一夜で…神の御業か、それとも…」
「一体、誰が、何の目的で…?」 俺の推し活は、いつの間にか聖女パーティーを裏で操り、世界を救済する謎の超巨大組織の仕業だと勘違いされていた。
…いや、俺、ただのファンなんですけど!?

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カクヨム
カクヨム2025/10/04
  • 現在の作品聖女様の熱狂的なファンである俺、ストーカーと勘違いされながらも陰から推しを支援していたら、いつの間にか世界を救う謎の組織の黒幕だと勘違いされていた