あらすじ
主人公『タツオ』の親は、天を統べる最強種「ドラゴン」と異世界からやってきた「トラック」である。
何をどうしたらそうなるのか、タツオ自身にも分からなかった。
なぜなら、詳しい事情を知るはずの父ドラゴンは突然、母トラックとの行為中に腹上死し、母トラックもその衝撃で大破してしまったからだ。
そんな最悪な生まれのタツオは、父譲りのドラゴンパワーと母譲りの鋼鉄の外殻を持つ最強の存在としてこの世に生を受けた。
しかし、その鋼鉄の巨体は人々に恐れられ、ただ村に降りただけで会話を交わす前に襲われる始末。
それ以来、彼は人里から離れた森の奥深くの洞窟に引きこもり、魔物を狩っては喰らうだけの毎日を送っていた。
そんなある日、タツオの住処に二人の来訪者が現れる。
彼らもまた、およそ生物とは思えない奇怪な姿をしていた。
彼らは皆、見た目で判断されることの辛さを知っていた。だからこそ、三人は決意する。
善行を積んで、人間に自分たちのことを認めさせよう。
あわよくば、可愛いお嫁さんもゲットしよう、と。
これは、最悪の生まれにして最強の力を持つ異形の三人組が、その正体を隠しながら名声と、ついでに嫁をゲットしようと奮闘する物語である。